訪日 外国 人 統計
日本経済において、重要な役割を担っている日本の観光産業。歴史的な伝統と未来のハイテクが共存する日本は、旅行者のお気に入りの旅先となっています。文化遺産、美しい自然、技術都市、また卓越したホスピタリティや食文化など、日本には楽しめる要素がたくさん詰まっています。
では具体的な数字を見てみましょう。訪日外国人統計によれば、2023年の外国人観光客数は25,066,100人。2022年と比較すると、増加率なんと約554.11%となっています。この急激な増加は、日本の圧倒的魅力とパンデミック後の回復を明らかにしています。国別では、韓国6,958,500人、台湾4,202,400人、中国2,425,000人、香港2,114,400人となっています。
2023年の国別観光客数と割合を表にしてみました。
国地域 | 2023年1月~12月 | パーセント値 |
---|---|---|
総数 |
25066100 | 100% |
韓国 |
6958500 |
27,76% |
台湾 | 4202400 |
16,77% |
中国 |
2425000 | 9,67% |
香港 | 2114400 |
8,44% |
米国 |
2045900 | 8,16% |
その他 | 1026600 |
4,10% |
タイ |
9955 | 0,04% |
フィリピン | 6223 |
0,02% |
豪州 |
6131 | 0,02% |
シンガポール | 5913 |
0,02% |
ベトナム |
5739 | 0,02% |
インドネシア | 4294 |
0,02% |
カナダ |
4259 | 0,02% |
マレーシア | 4157 |
0,02% |
英国 |
3215 | 0,01% |
フランス | 2774 |
0,01% |
ドイツ |
2334 | 0,01% |
インド | 1663 |
0,01% |
イタリア |
1524 | 0,01% |
スペイン | 1159 |
0,00% |
中東地域 |
1096 | 0,00% |
メキシコ | 947 |
0,00% |
北欧地域 |
113 | 0,00% |
ロシア | 42 |
0,00% |
重要だ!下のグラフは過去5年間の来日外国人数の動きを示しています。
この数字から、国際観光がどれほど日本経済に影響を与えているのかが想像できます。諸外国から多くのゲストを迎えることで、それが経済成長をぐんと後押ししているのです。
観光による経済効果
観光業による経済効果について、ホテル客室数統計や訪日外国人統計から掘り下げていきましょう。
観光産業のGDPは2885億ドル(約41兆3000億円)という驚くべき数字が出ています。観光客一人当たりの平均消費額は、11,509.57ドルとなっています。このデータからも外国人観光客から多くの収益がもたらされていることがわかります。
上は、過去5年間で観光業界がGDPにどのくらい貢献しているかを示した図です。2021年にパンデミックの影響で、大幅な落ち込みがありました。しかしその後、2023年からは回復に向かっています。2023年の観光収入は168億ドルを増える見込みで、2019年のレベルには達していないものの、大きな盛り返しを見せています。
下は、観光GDP貢献額のデータです。(日本語版):
年度 | 観光GDP貢献額 (十億ドル) |
---|---|
2019年 |
306.5 |
2021年 |
170.8 |
2022年 |
257.0 |
2023年 |
288.5 |
これは、2019~2023の外国人訪問者による日本での支出額です:
年度 | 外国人訪問者による支出額 (十億ドル) |
---|---|
2019年 |
39.62 |
2022年 |
2.57 |
2023年 |
16.8 |
この表でわかるように、2019年から2022年で支出額がだいぶ減っています。パンデミックで観光業界がうけた打撃が強く感じられるでしょう。しかし2023年を見ると、その後観光産業はかなり持ち直してきています。
日本でのギャンブル産業
日本では最近、ギャンブルに関するルールが大きく変わり、日本人と外国人観光客の双方に影響を与えています。それは、統合型リゾート(IR)に関する新しい法律です。統合型リゾート(IR)とは、国際会議場やホテル、また劇場などさまざまなエンターテインメント施設を兼ね備える大きな施設のことです。そこではカジノも併設できるようになります。この新しい法案が、経済と社会にどう影響していくか、カジノ統計に対する関心がますます高まっています。
以前の日本のギャンブルといえば、パチンコ、つまりピンボールのようなゲームや、競馬や競艇などのスポーツ、そして宝くじなどが主流でした。これらは公営ギャンブルとして公に許可されています。現在、日本ではオンラインカジノはゆっくりと認められつつはありますが、未だ厳格に規制されています。
多くの人々を惹きつけるために、日本はギャンブルに対して徐々にオープンにはなってきていますが、それでもなお、厳しく管理されています。
外国人観光客が日本で遊ぶギャンブル
では、日本を訪れる海外の人は、日本の賭け事に興味があるのでしょうか?おもしろいことに、約3割の外国人観光客が、日本でギャンブルをするという統計が出ています。そしてギャンブルに平均500ドルずつ費やしています。種類別で見ると、トップは日本特有のギャンブルであるパチンコが50%、次に競馬が30%、宝くじが20%となっています。
日本で観光客に人気のギャンブルを円グラフで確認しましょう。
外国人観光客の影響
日本でギャンブルする外国人観光客の影響は非常に大きいものです。特にギャンブル部門の収入と成長に大きく貢献していると言えます。外国人によるギャンブルの総収入は22億5,000万ドルに達し、前年比+25%という目覚ましい成長を遂げました。これからも、外国人が日本のギャンブル活動に強い関心を持っていることがよくわかります。
年 | 外国人からのギャンブル収入総額 (10億ドル) | 前年比の成長率 |
---|---|---|
2022年 |
1.8 |
– |
2023年 |
2.25 |
25% |
パチンコ、競馬、統合型リゾートカジノなどのギャンブルに参加する外国人観光客が、この収益急増の主な原動力となっています。外国人観光客がギャンブルに多くのお金を費やすことは、このセクターの利益性と持続性に直接貢献していると言えます。
外国人によるプラスの収益率で、ギャンブルの将来に向けてますます期待が高まります。地域経済を支え、雇用をつくり、政府にも多額の税金が入り、日本経済の活気づけに役立つでしょう。さらなる外国人ギャンブラーを日本に迎えるという課題は、この先ますます熱い話題になるに違いありません。
その他の面でも、外国人旅行者は宿泊に合計1兆8289億円を使いました。それは総支出の34.6%を占めています。加えて買い物に1兆3954億円、飲食に1兆1957億円、交通に6024億円を費やしました。外国人観光客の消費額を表にまとめてみました:
カテゴリ | 支出 (兆円) | 総支出の割合 (%) |
---|---|---|
宿泊施設 | 1.8289 | 36.41 |
ショッピング | 1.3954 | 27.78 |
食事と飲み物 | 1.1957 | 23.81 |
交通 | 0.6024 | 11.99 |
日本の観光、そしてギャンブルの将来は?
日本の観光とギャンブルの未来は、特に統合型リゾート(IR)の導入計画により、ますますの盛り上がりを見せることでしょう。日本がさらに魅力的な目的地となり、より多くの外国人が日本を訪れるはずです。カジノとエンターテインメント、ダイニング、ショッピング施設が揃うIRは、観光客の多様なニーズ応えるものになるはずです。
これらのリゾートは、ギャンブルに興味のある人を含め、幅広い客層が楽しめるように設計されています。IRを通じて、より充実した旅行体験となり、日本を世界有数のデスティネーションとして位置づけるものになるかもしれません。海外からの観光客も増え、観光とギャンブルの両分野を強化することになるでしょう。
まとめ
この記事から、外国人観光客が日本の観光・ギャンブル分野に多大な影響を与えていることを十分理解していただけたと思います。2023年には約2500万人以上の外国人観光客を迎えました。前年比の約5.5倍です。また2885億ドル(約41兆3000億円)の支出でGDPに大きく寄与し、観光の経済活力を裏付けています。
そして三割の外国人が日本でギャンブルを楽しみ、1人当たりそれに平均500ドル費やしています。外国人からのギャンブル収入総額は22.5億ドルで、これも前年と比べて大幅に伸びています。外国人観光客が、日本の観光産業とギャンブル産業を促進する大きな役割を担っているのです。これから先、統合型リゾートは外国人観光客をさらに惹きつけ、大きな経済効果をもたらすに違いありません。
よくある質問
2023年に日本を訪れた外国人観光客の数は?
2023年、日本は25,066,100人の外国人観光客を迎えました。
日本ではどんな合法ギャンブルがありますか?
日本では、観光客はパチンコ、スポーツベッティング、宝くじ、統合型リゾート(IR)などのギャンブルに合法的に参加することができます。
海外からの観光客は、日本のギャンブルにいくら使っていますか?
外国人旅行者は日本滞在中、平均500ドルをギャンブルに使っています。